No.374
夜中にたまに、スロージョグというか散歩というかみたいなのをしてるんだけど、我が町は半端に田舎なので、灯りが少なく、走ってる車もまあややモラルが低いっつーか、ウインカー出さなかったり小道をすごいスピードで走り抜けたりするし、歩行者と見ればハイビームで照らす。みたいな世紀末シティ。
いままではハンディライト持ってってたんだけど、それでもかなりハイビームにされるので、心の中の炎が燃え盛っていたんだけど、ふと思いついてキャンプで使うデイツのハリケーンランタンにしてみたんですよ。
そうしたらびっくり、ハイビームにされる確率がかなり減りました。
考えるに、ランタンは照度自体は低いけど、指向性がなく範囲をぼんやり照らすので、強い光で一部分だけを照らすより光の影にならなくて、認識しやすいんじゃないかなと。
あと炎のゆらめきや、歩く時に出るフレームの影みたいなので注意が向きやすいのかも。
ぶつけたりは少し心配だけど風には滅法強いし、光を誰かに向けてしまう心配もないし、手をかざせば仄かに暖かいしで、メリットも結構あるなと。
この季節にランタンもってワラーチで外歩いてるおじさんに声かけてるくるひともいないし、ソーシャルディスタンスも完璧。
しかしハリケーンランタンて、ホヤで火を囲いながらフレーム内で空気を循環させるとか、どんな天才が考えたんだろう。燃料タンクの二重弁といい、構造的に完璧で、実に考えられてるのにシンプルで、精密なのに単純な実に魅力的なプロダクト。
実際にキャンプで使おうとすると光量不足に悩んだりもするけど、それでも雰囲気だけで持っていってしまうギアだなー。
それがこんな形で役に立つとは嬉しい限り。まあ手間もかかるし、いつもつかうかはわからんけど。
ソーシャルなディスタンスを気にしない方はおすすめです。